2025年5月世界大会出場

FLLチーム『行くぜ、仙台。』南アフリカ世界大会出場記

2025年5月7日~5月9日に開催された、FLL Open Africa Championship に、Crefus仙台校に通う中高生6名で構成されたチーム『行くぜ、仙台。』が日本代表として出場し、初めての世界大会を大いに楽しんできました。

ロボット競技で使用するチームのロボット(ハード)とプログラミング(ソフト)を、5分間のプレゼンテーションとその後の5分間の質疑応答で紹介するのが、FLL Challengeにおける Robot Design です。ロボットのメカニズム、耐久性、プログラミングの効率や安定性、個々のミッション攻略における戦術やロボット競技全体の戦略、活動のプロセス等が審査対象となるこの部門で、1位を受賞しました。

ロボット競技

2分30秒の間に獲得した点数を競い合うロボット競技の他に、世界大会では他国のチームとタッグを組んでミッションに挑むアライアンス競技が実施され、大いに盛り上がりました‼  

プレゼンテーション

プレゼンテーションセッションは各チーム30分で行われました。全国大会で行った内容を世界大会に向けてすべて英訳し、通訳の方の指導の下、大会前から英語でのプレゼンテーション練習を重ねてきました。メンバーの中にはバイリンガルや留学経験者はいませんでしたが、大会当日、チームはプレゼンテーションの中の1部門、【Robot Design】において、参加80チーム中第1位を獲得することができました。自分たちの英語プレゼンが海外の審査員にしっかりと伝わったことは、メンバーにとってとても自信につながったようです。

国際交流

FLLの世界大会では、競技の他に参加チーム同士の国際交流が盛んにおこなわれます。参加チームにはピットエリアが与えられ、チームはピットを飾り、各々の国の文化や習慣を共有し、新しい発見や出会いを分かち合います。そして英語でのコミュニケーションを通して新しい世界の扉を開くきっかけとなるのが、FLLの世界大会の素晴らしいところです。

チームメンバーの声

今後体験できないような様々なことを経験できた

大会では海外の様々なチームと交流を楽しむことができました。特にピットで実施した書道体験がとても外国の方に人気だったので嬉しかったです。

競技ではプレゼンテーションの翌日には、審査員が何組もチームのピットにやってきて追加質問を受けましたが、その時の感触で高い評価を受けていると感じてたところ、ロボットデザインで1位を獲ることができてとても嬉しかったです。

中学3年生:K君

世界の大きさを体感できた大会でした

大会ではフレンドリーな雰囲気のもと、南アフリカ共和国、スイス、ジンバブエなど多彩な国との交流を楽しむことが出来ました。チームのピットではイノベーションプロジェクトに関する質問が多く、英語で説明するのに試行錯誤しましたが、『他言語で君のように分かりやすい説明は私にはできない。』と審査担当の方から言われたことは自信になりました。

とても満足できた大会でした。

中学3年生:S君

悔いのない大会にすることが出来ました

大会では他の国との交流がとても印象に残りました。海外の文化を体験したり、英語でコミュニケーションをしました。

ロボット競技では当日ロボットが上手く動かないところもありましたが、チームで話し合いベストを尽くすことが出来ました。プレゼンではチーム全員で努力し、ロボットデザインで1位を獲ることが出来てとても嬉しかったです。この経験をこれからの人生に活かしていきたいです。

高校1年生:R君

『楽しむこと』の大切さを学んだ大会でした

この大会で私が一番学んだことは、『楽しむこと』です。私はあまり人と上手く関わることが出来ずに躊躇してしまう人間でした。しかし大会では、参加者全員が恥ずかしさなど捨てて、全力で踊ったり交流して楽しんでいた様子が一番心に残りました。

だから、このことはFLL関係なく、私の人生において大切にしたいと思います。そして、未来の自分は、何かに全力で取り組み楽しめる自分になりたいです。

中学3年生:Nさん

初めての海外、ワクワクしながら過ごした一週間

僕にとっては、初めての海外でした。今回南アフリカに行き、一番印象に残った体験は、大会を通した外国の人々との交流です。英語でしか伝わらない状況での会話というのは初の体験で、伝えたいことが上手く伝えられませんでした。だから、通訳の人が海外の人と難なく会話していることが、すごくかっこよく見えました。僕はこれから、英語を猛勉強したいと思いました。

中学3年生:S君

二度とできないような体験ばかりで楽しかった‼  

初海外で少し不安でしたが、いざ行ってみるとかなり楽しかった。テーブルマウンテンからの景色や日本では見る機会少ない動物がたくさん見れて面白かった。 

世界大会でロボットデザイン1位を受賞できたことは本当に嬉しかったし、国際交流もでき、最高の形で大会を終えられたと思います。  

高校1年生:M君

I’m grateful for your support.

2025年5月7日~5月9日 OpenAfrica Championship 南アフリカ共和国ケープタウン国際コンベンションセンター